新年、明けましておめでとうございます。
早いもので、もう「平成」という元号も終わってしまうそうで、2019年の到来です。

さて、みなさまは新年をどこで迎えたでしょうか?
紅白を見ながら自宅で過ごしていたでしょうか?
毎年通う神社の境内で、除夜の鐘を聞いていたのでしょうか?
それとも、そんなの関係ねぇ!とゲームをして過ごしていたのでしょうか?
私は新年の初日の出を
「三重県 伊勢市」のとある山
で迎えていました。
「新年に三重県の伊勢市に行く」という方はものすごく多いですね。
なにせ「伊勢神宮」がありますからね。
伊勢神宮にも、もちろん行ってきましたよ!(^_^)
きちんと外宮行ってから、内宮へお参りして来ました。
…が、早朝早い時間に参拝したせいで、真っ暗だったことや、そもそも宮内は撮影禁止の場所なので、残念ながら写真はありません(^_^;)
「おかげ横丁」では、名物である「伊勢うどん」や「赤福」もちゃっかり食べました(*‘∀‘)bちゃっかりね♪
しかし、私はこの山に来ています。
まだ日も昇らない真っ暗な道を進んで。
この画像を見ただけで、「あっ!あすこじゃん!!」と気づいてくれる方は、いったい何人くらいいるんでしょうかね?(^_^;)
三重県伊勢市の「虎尾山」にある「ニャロメの塔」(私は塔の名前を知りませんでしたw)という場所です。
そう、虎尾山。
とある作品のファンでは「砲台山」の方が通りが良いでしょう。
………え?
さっきから一体何の話をしてるのかって??
もちろん、私の大好きな作品である「半分の月がのぼる空」の話ですよ。
私が唯一持っているライトノベル作品になると思います。
そしてライトノベルの中でも異色の作品という評価がされている作品でもあります。
いわゆるライトノベルの人気どころの
「剣や魔法の世界」でもなく、「異世界もの」でもなく、「特殊能力が使える」わけでもなく、「チートな主人公が活躍する」わけでもありません。
ものすっっっっごくザックリ言うと、病気で入院している女の子に普通の男の子が出会ったお話です。そう、本当にこれだけ。
病気の女の子のお話だから、
「面白い話」でもないし、「楽しい話」でもありません。
読者のみんなも感想で言ってますが、読んだ後、鬱になるかもしれません(笑)
それほど暗いお話なのです。本当に「病と闘う一人の女の子のお話」なのです。
ライトノベル読者の大多数の需要とは逆行した位置付けにある作品だと、個人的には思ってます。
マイナーな作品ですが、実写映画化では池松壮亮さんや、忽那汐里さん、大泉洋さんといった有名役者様が主演役を務めていただけたことに、ひとりのファンとして当時嬉しく思ってましたね。
とても好きな作品ですが、同時にとても暗いお話なのは変わりません。
この映画の予告編は、よくまとめられてますよね。
「いつか失うことになるとしても、あなたを愛したことを、後悔しません。」
…ね?暗いお話でしょう?(笑)
朝日の昇らない真っ暗な時間に山を登ったせいか、まだ空に三日月が残っていて、どこか原作に近い気持ちもしなくもないですね。
実は、このニャロメの塔の裏には「半分の月がのぼる空のファンノート」が残されています。2003年に刊行された作品だというのに、15年以上過ぎた今でも、まだ全国からここにファンが来られているという証拠がノートに残っているのを見ると、何やら胸にこみ上げてくるものがありました。
清掃活動をして管理して下さっている、近隣住民やファンのみなさんに感謝しつつ、今度は時間のある時にゆっくりと伊勢市を見て回りと思います。
新年、あけまして、おめでとう。
今年も生きるぞ。ゲームして。