停電都市 (第一話)

 

これは夢のお話。

久しぶりに見た夢のお話。

 

どうしてこんな夢を見たのかわからない。

せっかく夢を見るならば、もっと楽しい夢を見せてくれればいいものを…。

 

 

 

 

「停電都市/midori」

 

 

  少し遠くから、構内アナウンスと電車の発射音が聞こえた。

 

「じゃあ、行ってくるわ」

 

 そんないつも通りの言葉を交わして、兄は駅のホームに向かっていった。私はただの見送り。兄の見送りなんて、すでに見慣れた光景なので、特に名残惜しいこともなく私はすぐに背を向け歩き出した。

 

「はぁ…、どうすっかなぁ…。」

 

 今日は特に何をするわけでもない。どこで暇を潰そうかと模索し始める。

 私は物事を考える時に動作を止めるクセがある。駅の中央で立ち止まるわけにもいかないので、人混みをかきわけて壁際まで歩いた。構内表示板を意味もなく眺めて、今日1日の過ごし方を考えようとする。……考えようとするのだが、特にマジメに考える気もないので、やはり意味もなく頭上で光っている掲示板をぼーっと眺めるだけの時間が過ぎていく。

 人間観察が趣味ではないのだが、目の前を通り過ぎていく人達を眺めたりもした。こんなにたくさんの人達が、何かしらの目的を持って行動している。

――少し背中が寒くなる感覚があったので、深く考えまいと目を閉じて、今度は「音」を楽しむことにした。

 コツコツとリズムよく音を鳴らす足音も聞こえれば、シュル…っというような、コートの擦れる音のようなものも聞こえる。なぜだか構内アナウンスの声が聞こえる度に眠くなってしまうので、さっさと駅から出てしまうことにした。色々考えるのは別に駅を出てから考えればいい。なんなら歩いている途中で目に止まった店にでも足を運んで、時間を潰すのも悪くない。

 

 いくつかの階段を昇り、地上の景色が目に映るようになった時――

 

 

ドオォォォォォン!!!

 

 

「!!??」

 

 

――世界が揺れた。

 

 

 目の前が暗転して、上下左右にグラつく感覚があった。なんだこれは?地震か??

 周りの人々も悲鳴を上げたり、地面に倒れ込んでしまっている人がたくさんいる。この周りの状況を見る限り「地震に違いない」と客観的に判断した。

 だが、どうも地震ではないらしい。これはどういうことだ??

 

 あれだけの衝撃があって、たくさんの人が倒れてしまっているはずなのに、周りの物だけは全く動いていないのである。すごく不思議で不可解極まりない。売店に陳列されている商品は綺麗に整列された状態のままだし、ビール瓶が投げ出されて降ってくることもなく、何事もなかったかのようにそこに並んでいた。どこかのビルのガラス窓が割れてもおかしくないであろう衝撃にも関わらず、どこも割れてもいない。

 ――意味がわからなかった。これは地震ではないのか??

 

 理解できたのは「停電になっている」ということだけ。あんなに無意味に光っていた構内表示は暗く姿を消していて、辺りの建物を確認しても電気が点いている所を見つけることはできず、どこもかしこも「真っ暗な空間が広がっているだけ」だった。

 ポケットの携帯電話を取り出してみるも、「圏外」表示されてしまっている。

 

 

 曇り空が広がっていた空からは、突然雨が降り出してきた。ゲリラ豪雨とも言える大雨だ。これでは外に出ない方がいいだろう。

 

 私はどうしようもないので、駅構内の階段に座り込んでいた。周りの人を見ても、その場に座り込んでしまっている人がたくさんいた。

 雨が降ってきた途端に、急激に辺りは薄暗くなってしまい、明かりらしい光を見つけることができない。外は暗黒の世界に染まり、分かるのは「大雨が降っている」という激しい雨音だけだった。

 

 

ドォォォォォオン!!

 

 

 遠くから何か鈍く響く轟音と、空気の振動だけが伝わってきた。

 

 今度はなんだ?今のは地震じゃないな、「何か大きなもの」がぶつかったような衝撃だ。辺りが暗くて動くこともままならないので、「何の衝撃」か考えてみることにした。

 ――ちょっと待てよ、停電した時の電車はどうなる??

 通常ならば走行中に停電した場合、惰性で滑っていくと思うのだが、今回はどうも普通の「地震」や「停電」ではないように感じる。今は何が起こっているのかわからない状態だ。

 私は、急に兄のことが心配になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

はい、久しぶりに見た夢がこんな夢だったらどうですか(;’∀’)

ちょっと!私のサンタさんはどこに行ったのか!?

一応「第1話」としましたが、続編書くかどうかは未定であります。(+_+)

続編の構想としては、兄の行方や、大雨に飛び出してなんやかんやするストーリーなのですが、はたして私の書く気があるかはわかりません(笑)

 

書いたまま公開していないものもチラホラございます。

もしくはこのサイト外で、違う無料投稿サイトに投稿しているものもあります。

 

 

この小説擬きには「停電都市」というタイトルを付けてみましたが、

「急に電気の使えない世界になったら」という状況に陥った時、イマを生きる私たちはどんな生活をするのでしょうね?

それは「地震が起こったから」停電したわけでもなく、「発電所の事故があった」わけでもないのに、忽然と「”電気”というものがない世界」にポイっと投げられてしまったら…。

 

 

私はゲームが好きなので電気がなくなってしまったら大変です!( ゚Д゚)

だから、ゲーム以外の部分は極力電力を使わない努力をしています。ただケチな性格なだけです(笑)

夏場はクーラーなんてほぼ使わないし、今の冬は「こたつ」以外の暖房器具はまず使いません。

こたつは神様だからいいのだ!(・∀・)頼む、使わせてくれ。こたつ様だけは使わせてくれ!頼む!!

 

今でこそ当たり前に使っている「電気」。

普段は気に留めもしないだろうけれど、たまにはその「有難み」を感じる日があってもいいんじゃないかと思います。

 

みんなも節電取り組んでね♪( *´艸`)

→(環境省)「家庭でできる節電アクション!」

 

 

理由はわかるな?

浮いたお金でゲーム買うためだよ!!